グローバル指標「水の利用効率の経時変化」を、日本の統計区分に応じて、農業用水、工業用水、生活用水に分け、それぞれの利用効率を示したのが下の図です。農業用水は使用量を耕地面積で、工業用水は製造業出荷額で、生活用水は人口で除して効率を算出しています。
製造業出荷額100万円あたりの工業用水使用量は、宮崎県や北海道、愛媛県で多く、東京都が一番少なくなっています。業種別の水使用量は今後分析を進めますが、宮崎県では繊維工業、北海道、愛媛県ではパルプ・紙関連製造業の水使用量が比較的多いと考えられます。
◇データ
・工業用水使用量
日本の水資源の現況(国土交通省、2015年推計値)
・製造業出荷額
県民経済計算(内閣府、2015年度)
