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Local SDGs Indicator都道府県版 ローカルSDGs指標

複数指標の組み合わせ

11.3.1

市街化調整区域面積割合

6.4.2

水ストレスレベル

横軸の市街化区域面積割合は、各都道府県の総面積のうち市街化区域が占める割合を示しています。市街化区域は都市計画法で指定される都市計画区域のひとつで、すでに市街地となっている区域および概ね10年以内に優先かつ計画的に市街地とすべき区域です。大阪府、東京都、神奈川県など都市部でその割合が高くなっています。
一方、縦軸の水ストレスレベルは、都道府県での水資源の賦存量に占める農業用水、工業用水、生活用水の合計使用量の割合を示しています。大阪府では府域内の賦存量以上の水を使用し、香川県では貯水を課題としています。ちなみに、大阪府の不足分は淀川水系を通じて他府県から供給されています。
市街化調整区域面積割合と水ストレスレベルの関係性をみると、市街化調整区域面積割合が多いほど水のストレスレベルが高いという関係性が見られます。その傾向は太平洋ベルト内の都道府県で強い傾向にあります。都市化が進めば進むほど、水ストレスレベルは高くなるというトレードオフ関係があると言えます。

 
 

◇データ
 ・農業用水、工業用水、生活用水使用量:日本の水資源の現況(国土交通省、2015年推計値)
 ・淡水資源量:日本の水資源の現況(国土交通省、1986~2015年までの30年間の平均値)
 ・市街化区域面積:都市計画現況調査(国土交通省、2016年度)