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Local SDGs Indicator都道府県版 ローカルSDGs指標

複数指標の組み合わせ

6.4.1

水の利用効率(工業)

7.3.1

県内総生産あたりのエネルギー消費量

横軸の工業用水の水の利用効率は、各都道府県の工業用水使用量を県内総生産で除したものです。数値が大きいほど、同額の県内総生産を産出するために使用する水量が多い(効率が悪い)ことになります。数値の大小は、節水技術の導入状況だけでなく、都道府県の産業構造にも左右されます。
縦軸の県内総生産あたりのエネルギー消費量は、同じく同額の県内総生産を産出するために必要とされるエネルギー消費量を示しています。エネルギー消費量の大小は、工業用水の利用と同様、省エネ技術の導入状況と産業構造に左右されます。
両指標の関係性をみると、山口県、大分県でエネルギー消費量が多く、工業用水の利用効率は低くなっています。太平洋ベルト内の都道府県とそれ以外を比較しても、太平洋ベルト内の都道府県の方が明らかに両指標の関係性が強いことがわかります。工業分野において、水の利用効率とエネルギー消費量はシナジーの関係(水の利用効率を向上させれば、エネルギーの効率も向上する)にあるといえます。

 
 

◇データ
 ・工業用水使用量:日本の水資源の現況(国土交通省、2015年推計値)
 ・県内総生産:県民経済計算(内閣府、2016年度)
 ・エネルギー消費量:都道府県別エネルギー消費統計(資源エネルギー庁、2016年度)